2013年10月9日水曜日

lyrical school 『date course』


★★★★

01. -drive-
02. そりゃ夏だ![作詞・作曲・編曲:tofubeats]
03. wow♪[作詞:ポチョムキン(from餓鬼レンジャー)/ 作・編曲:Fragment]
04. リボンをきゅっと[作詞・作曲・編曲:tofubeats]
05. 流れる時のように[作詞:呂布 / 作・編曲:ハシダカズマ(箱庭の室内楽)]
06. PARADE[作詞・作曲・編曲:tofubeats]
07. -turn-
08. でも[作詞・作曲・編曲:okadada]
09. P.S.[作詞:岩渕竜也 / 作曲:坪光成樹 / 編曲:高橋コースケ]
10. ひとりぼっちのラビリンス[作詞・作曲・編曲:tofubeats]
11. -taxi-
12. おいでよ[作詞・作曲・編曲:tofubeats]
13. Myかわいい日常たち[作詞・作曲・編曲:鴨田潤(イルリメ)]

2度のメンバーチェンジを果たしたヒップホップ・アイドル・ユニット、lyrical schoolのグループ名改称後の初となるアルバム。2013年9月18日発売。

国産ヒップホップリスナーと国内アイドルのリスナーの被り具合がSNSなどで明るみに出て(むしろ本人たちが出して?)久しいが、その二つの美味しいとこどり(?)とも言えるこのリリカル・スクールへの期待たるや凄まじいものだったのではないだろうか。

……とは言ったものの、僕自身彼女たちがまだtengal6名義のころの、タワレコ新宿店のインストアライブに行ったがそれはそれはひどいもので(というのもあぁいった駆け出しアイドルに付いてる“ファンの方々”にも衝撃を受けたが)音割れのするような、ライブでの使用に耐えられないスピーカーの分を差し引いても受け入れられるクォリティではなかった。

いわゆる日本のアイドルのノリについていけていないことも手伝って、まぁ名前が変わろうがメンバーが変わろうが取り敢えず頑張ってくださいな、程度のグループだった。

しかし今作のクレジットを見るとどうだろう。若手最有力のtofubeats(同い年です)を中心に(((さらうんど)))が絶好調のイルリメ、果てはAVのプロデュースをしていたポチョムキンすらも作家陣に名前を連ねている‼(以前からだけども、アルバムという曲数でこのクレジットを見るとやはり壮観)
何よりこのジャケットの素晴らしさ!(今年暫定1位!)

そしてアイドルらしからぬDVDすら付かない単品販売‼
結構音楽として勝負してるんじゃないの?と思いさくっと購入。

結果としてはだいぶ、いや予想を超える満足ぷりだった。

バースでメンバーが交互にかますラップは正直お粗末そのものだが(熱心なファンがこの拙い感じに興奮するのなら、そりゃ彼女たちに非の打ち所はなくなるね)、合唱形式のフックがどれも素晴らしい。
そこら辺はtofubeatsの童貞力(好き勝手に言ってすみません)がなせる業かと思うが、「『女の子の等身大の気持ちを表現した』と、思い込んでいる非モテの妄想の産物に過ぎない歌詞」という二重構造の歌詞がメルヘンでビートにハマってる。

あとアイドルポップというキャッチーでとっつきやすいジャンルも強いんだな、とつくづく実感。

ストーリー仕立てのアルバム構成もいいし、初っ端のM-2のフックにぶっ飛ばされたらノンストップで聞き通せる快作!
…ってことでさっそく今度のワンマンもお手並み拝見といきますか。。(←まんまとハマってる)





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